ノアの箱船 - 加藤有加利 (yucat)
開けてはいけなかった
パンドラの箱
食べてはいけなかった
禁断の果実
人のものだからこそ
欲しがる禁忌
奪い合い争い
悲劇は続く
欲望虚しく
僕たちは生まれながらに
罰が刻まれていたんだ
始まりは何もなくて
ただ夢の中の声に従い
扉を閉めた
船は進んでく
美しく弱きものを乗せ
再び生まれる
大地へと
悲しみ忘れるようにと
空には約束の虹が架かる
いつかてに分化され
じゃいこう
確かにそこにいるのに
ないみたいだ
徐々樹海にはびこむ
モンスター
見えない相手を傷つけて
まってその扉を開けるなら僕と
ああそうか
そこに居場所なんてない
本当のことなんで伝わらない
水に流さるほど簡単じゃない
傷ついて朽ちてボロボロになって
それでも進むためには
違う扉の前に
立つしかなかったんだ
終わりは突然訪れ
扉を開けた
美しく弱きものを載せ
行き先は新世界じゃない
楽園でもない
いつだって僕たちは
意志を持ち
この船をもう一度
浮上させ
何度だって
やり直せると信じて